肌のたるみ対策にイソフラボン
イソフラボンには高い美容効果があり、肌のたるみに対してもとても効果的です。
イソフラボンには、肌にハリと弾力を与えるコラーゲンの生成を促進する効果や、脂肪を減少させる効果などの、肌のたるみの予防・改善に役立つ多くの効果があります。
コラーゲンを増やしてたるみを防ぐ
イソフラボンには、肌のコラーゲンを増やしてたるみを防ぐ効果があります。
・たるみ予防にはコラーゲンが重要
肌にハリと弾力を与えてたるみを防ぐには、タンパク質の一種であるコラーゲンの働きが重要です。皮膚の内部にはコラーゲンが結合した強固なコラーゲン線維があり、肌を支えています。コラーゲンが減少すると、肌を支える力が弱まって肌のハリがなくなり、たるみの原因になります。
・イソフラボンはコラーゲンを増加させる
女性ホルモンのエストロゲンには、コラーゲンの生成を促進する作用があります。イソフラボンは分子構造がエストロゲンとよく似ており、体内でエストロゲンと似た働きをします。
イソフラボンはエストロゲンの働きを補助してコラーゲンの生成を促進し、たるみを防ぎます。
ヒアルロン酸の生成を促進して肌に潤いを与える
たるみを防ぐには、肌の潤いがとても重要です。肌が乾燥すると表皮がしぼんでしまい、弾力が失われてたるみの原因になります。
肌に水分を保持する働きのある物質に、ヒアルロン酸があります。ヒアルロン酸はコラーゲンと同じく女性ホルモンのエストロゲンの働きによって生成が促進され、イソフラボンにはエストロゲンの働きを補助する作用があります。
イソフラボンは、ヒアルロン酸の生成を促進して肌に潤いを与え、たるみの予防・改善に役立ちます。
骨密度の低下を抑制する
あまり知られていませんが、顔のたるみには頭蓋骨の骨密度の低下が深く関係しています。
イソフラボンには骨密度を高める効果があり、顔のたるみを抑制します。
・骨密度の低下はたるみを引き起こす
加齢によって骨の密度が低下すると、それに伴って頭蓋骨が小さくなります。頭蓋骨は肌を支えている土台であり、頭蓋骨が収縮すると皮膚との間に隙間ができます。その結果、余った皮膚による顔のたるみが生じます。
顔のたるみを防ぐには、骨密度を高めることが大切です。
・イソフラボンは骨密度を高める
骨の形成には女性ホルモンのエストロゲンが深く関係しています。エストロゲンの分泌量が減少する更年期以降の女性は、骨がもろくなる骨粗しょう症のリスクが高まります。
イソフラボンにはエストロゲンと似た生理作用があり、骨を丈夫にするエストロゲンの作用を補助します。
骨を丈夫にするイソフラボンの効果は国の機関でも認められており、骨の健康に役立つ特定保健用食品(トクホ)としてイソフラボンが配合された商品が認可されています。
イソフラボンには骨密度を高める効果があり、頭蓋骨の縮小を抑制して顔のたるみを防ぎます。
皮下脂肪を減少させる
皮下脂肪が多いと、その重みでたるみが起こりやすくなります。お腹のたるみはもちろん、頬やあごのたるみを防ぐためにも皮下脂肪を減らすことが大切です。
女性ホルモンのエストロゲンには、脂質の代謝を促進する作用があります。イソフラボンにはエストロゲンと似た生理作用があり、脂質の代謝を促進します
脂質を減らすイソフラボンの効果は実験でも確認されており、肥満女性にイソフラボンを8週間摂取させたところ、摂取させなかった被験者に比べて体脂肪が大きく減少したことが報告されています。
また、血液中の脂質を減らす効果が数多くの実験で確認されています。
イソフラボンには皮下脂肪を減少させる高い効果があり、たるみの予防・改善に役立ちます。
活性酸素を中和する
たるみを引き起こす物質のひとつに、活性酸素があります。活性酸素は強い酸化力をもつ物質で、日々の呼吸によって体内で発生します。活性酸素が過剰になると、その強い酸化力でコラーゲン線維を変性させてしまい、肌の弾力を失わせてたるみを引き起こします。
イソフラボンには活性酸素を中和する強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減少させます。イソフラボンは活性酸素を中和して肌のコラーゲン線維を守り、たるみを予防します。
新陳代謝を活発にして肌を健康に保つ
イソフラボンには、肌の血行を促進する効果や、睡眠の質を高めて成長ホルモンの分泌を促進する効果があり、新陳代謝を活発にします。新陳代謝が活発になると、肌の細胞やコラーゲン線維が若く健康な状態に保たれ、たるみが起こりにくくなります。
以上のように、イソフラボンにはたるみの予防・改善に役立つ多くの効果があります。
肌のたるみや加齢による肌の衰えが気になり始めた人は、イソフラボンを毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。