メタボリックシンドロームの予防・改善にイソフラボン
イソフラボンは、メタボリックシンドロームの予防・改善に効果的な健康成分です。
イソフラボンは、メタボの構成要件である糖尿病・高血圧・脂質異常症・内臓肥満のすべてに対して効果的であり、メタボを改善する高い効果があります。
ぽっこりしたお腹が気になる人や、メタボによる健康悪化を防ぎたい人には、イソフラボンがおすすめです。
メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームは、略して「メタボ」と呼ばれることが多く、「内臓脂肪症候群」という別名もあります。
メタボは、内臓に脂肪が蓄積した内臓肥満に加えて、糖尿病・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上の症状がある状態をいいます。
メタボの状態では、血管の柔軟性が失われる動脈硬化が進行しやすくなり、心筋梗塞・脳梗塞・肝臓疾患・腎臓疾患といった重大な病気のリスクが高まります。身体の健康を維持するためには、メタボを解消することがとても重要です。
イソフラボンはメタボの構成要件すべてに対して効果的
高い健康効果をもつイソフラボンは、メタボの構成要件すべてに対して効果的です。
イソフラボンは、メタボ対策に非常に適した健康成分です。
内臓肥満
イソフラボンには、脂肪の燃焼を促進する効果などのダイエットに役立つさまざまな効果があり、メタボの構成要件である内臓肥満の予防・改善に役立ちます。
イソフラボンのダイエット効果は実験でも確認されており、内臓脂肪を減少させる高い効果があることが報告されています。
糖尿病
糖尿病の予防・改善には、血糖値を抑制するホルモンであるインスリンの働きが重要です。
イソフラボンにはインスリンの効き目を高める効果があり、糖尿病に対してとても効果的です。
高血圧
イソフラボンには、血液を固まりにくくして血流をスムーズにする効果があり、血圧を抑制します。また、活性酸素を減少させる効果や動脈硬化の進行を抑制する効果などの、血圧の抑制に役立つさまざまな効果があります。
イソフラボンは、高血圧の予防・改善にとても効果的です。
高血圧を予防・改善するイソフラボンの効果について詳しくはこちら>>
脂質異常症
脂質異常症は、以前は「高脂血症」と呼ばれており、血液中の脂質が過剰な状態を意味します。
イソフラボンには、脂質の代謝を促進して血液中の脂質を減少させる効果があり、脂質異常症の予防・改善に役立ちます。
脂質異常症に対するイソフラボンの効果について詳しくはこちら>>
以上のように、イソフラボンはメタボの構成要件である4つの症状すべての予防・改善に役立ちます。
メタボの予防・改善に役立つホルモンの分泌を促進する
イソフラボンには、メタボの解消に役立つホルモンの分泌を促進する作用があります。
・アディポネクチン
アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンです。アディポネクチンには、脂質の代謝を促進する作用や、筋肉による糖の取り込みを促す作用があり、脂質異常症や糖尿病の改善にとても効果的です。また、脂肪の燃焼を促進するため、「やせホルモン」とも呼ばれています。
アディポネクチンは、脂肪の増加や脂肪組織の炎症によって分泌量が低下します。イソフラボンにはダイエット効果や炎症を抑制する効果があり、アディポネクチンの分泌を促進します。
イソフラボンは、「やせホルモン」と呼ばれるアディポネクチンの分泌量を増やして、メタボの解消に役立ちます。
・DHEA
「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」は、副腎でつくられるホルモンです。DHEAは「若返りホルモン」とも呼ばれ、老化を抑制する作用で知られています。
DHEAはメタボの改善にも役立ち、インスリンの働きを助けて糖尿病を予防する効果や、体脂肪の燃焼を促進して肥満や脂質異常症を改善する効果があります。
イソフラボンにはDHEAの分泌を促進する作用があることが、研究で確認されています。
イソフラボンを1日40mg、3ヶ月間摂取させたところ、血液中のDHEAが約3倍に増加したという実験報告があります。
イソフラボンは、DHEAの分泌を促進してメタボの予防・改善に役立ちます。
イソフラボンを習慣にしてメタボ解消
以上のように、イソフラボンはメタボの予防・改善にとても効果的です。
ただし、イソフラボンは医薬品や痩せ薬ではないため、基本的に即効性はありません。メタボを改善するイソフラボンの効果は、身体の調子を整えながらゆっくりと作用します。
イソフラボンの効果を十分に得るためには、摂取を毎日の習慣にして、長期間継続することが大切です。
メタボを解消して健康な身体を長く維持するために、イソフラボンを毎日の生活に取り入れてみることをおすすめします。