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遺伝子組み換え大豆を使用していないイソフラボンサプリを選ぶ

イソフラボンサプリの安全性を重視する場合は、遺伝子組み換え大豆を使用していない製品を選びましょう。
イソフラボンは大豆に多く含まれており、遺伝子組み換え大豆を原料にしたイソフラボンサプリも存在します。
イソフラボンサプリなどの大豆関連製品を購入する際には「遺伝子組み換え大豆は使用しておりません」といった表示があるかチェックしましょう。

遺伝子組み換え大豆とは

動植物の遺伝情報は、DNAに記録されています。人間が有効利用できそうなDNAをほかの生物のDNAに人工的に組み込むのが「遺伝子組み換え」です。

・大豆などの農作物で遺伝子組み換えが行われている
遺伝子組み換えは、農薬や害虫への抵抗力を高める目的で農作物に主に行われています。
遺伝子組換え作物のうち日本で現在流通しているのは、「大豆・トウモロコシ・ジャガイモ・菜種・綿実・アルファルファ・テンサイ・パパイヤ」の8農産物です。

・安全性については諸説ある
日本に輸入されている遺伝子組み換え作物は、厚生労働省の安全性審査を通過したものだけです。しかし、遺伝子組み換え作物の安全性については否定的な研究や意見が多数あります。
厚生労働省の審査は短期的な影響を主に調べたものであり、長期的な悪影響の可能性がゼロであると保証されたわけではありません。

安全性への懸念から、日本では遺伝子組み換え作物を使用した製品は避けられる傾向があります。日本で販売されている豆腐や納豆などの大豆製品のほとんどは「非遺伝子組み換え」です。

・遺伝子組み換え大豆は日本に多く輸入されている
そうした傾向の一方で、遺伝子組み換え大豆は日本に多く輸入されています。
日本の主な大豆の輸入先はアメリカ・ブラジル・カナダなどで、アメリカが7割以上を占めています。アメリカの大豆生産量に占める遺伝子組み換え大豆の比率は94%であり、ブラジルとカナダも同程度の水準です。

輸入された遺伝子組み換え大豆は主に加工品に使用されており、イソフラボンサプリにも使用されていると考えられます。

遺伝子組み換え大豆の表示がある製品は少ない

日本では、遺伝子組み換え作物を原材料とした加工食品について、法律で表示義務が定められています。豆腐・納豆・味噌や、それらを主な原料とする製品を遺伝子組み換え大豆を使って製造した場合は、そのことを表示する義務があります。

しかし、日本で流通している商品で、遺伝子組み換え大豆を使用している旨の表示がされている製品は少数です。遺伝子組み換え大豆は、主に表示義務のない製品に使用されています。

・表示義務のない製品もある
遺伝子組み換え大豆を使用していても、組み替えた遺伝子やその遺伝子がつくりだしたタンパク質が食品の中に残っていない場合は、表示する義務がありません。そのため、醤油や大豆油は、遺伝子組み換え大豆を使用していても表示義務がありません。
また、原材料の重量に占める遺伝子組み換え大豆由来の成分の割合が低い場合も、表示義務がありません。

・イソフラボンサプリには遺伝子組み換え大豆の表示はされていない
遺伝子組み換え大豆を使用したサプリでも、タンパク質が残っていない製品やゼラチンなどのほかの物質が多い製品の場合は、遺伝子組み換え大豆を使用していることを表示する義務はありません。
そのため、現在流通しているイソフラボンサプリには、遺伝子組み換え大豆を使用している旨の表示はされていません。遺伝子組み換えに関する表示があるのは、「遺伝子組み換え大豆を使用していない」製品に限られています。