※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

イソフラボンの摂取による便秘症状

イソフラボン配合のサプリメントを使用した際に、便秘症状が起こるケースが報告されています。
イソフラボンには女性ホルモンと似た生理作用があります。そのため、摂取量や体質によってはホルモンバランスの乱れを引き起こし、稀に便秘や下痢などの腸の不調の原因になる場合があります。
また、体質によっては大豆に含まれる糖質が原因で便秘が起こることもあります。

ホルモンバランスの乱れによって便秘が起こる場合がある

イソフラボンの摂取でホルモンバランスの乱れが起こり、便秘症状の原因になる場合があります。

・イソフラボンの過剰摂取はホルモンバランスの乱れを引き起こす
イソフラボンの分子構造は女性ホルモンのエストロゲンとよく似ています。そのため、イソフラボンは体内でエストロゲンと同じような働きをします。その作用は「エストロゲン様作用」と呼ばれます。

イソフラボンのエストロゲン様作用は本物のエストロゲンと比べると非常に弱いものですが、過剰摂取するとホルモンバランスの乱れを引き起こす場合があります。
また、イソフラボンに対する感受性には個人差があり、通常の摂取量でもごく稀にホルモンバランスの乱れが起こることがあります。

・ホルモンバランスの乱れは自律神経の異常による便秘の原因になる
ホルモンの分泌を司る中枢は、脳の視床下部と呼ばれる部位です。視床下部は、身体の機能を調整している自律神経の中枢でもあります。ホルモンバランスは自律神経の機能と密接に関係しており、ホルモンバランスが乱れると自律神経の機能に異常が生じます。自律神経が乱れると、胃腸の働きが悪化して便秘や下痢の原因になります。

・女性ホルモンは腸の機能と密接に関係している
女性ホルモンは、腸の働きに直接影響を与えます。女性ホルモンのプロゲステロンには身体の水分量を増やす作用があり、大腸に多くの水分を吸収させて便を硬くします。また、プロゲステロンには腸のぜん動運動を低下させる作用があり、ホルモンバランスが乱れてプロゲステロンが過剰になると便秘の原因になります。

便秘予防のために過剰摂取は避ける

以上のように、イソフラボンの摂取によってホルモンバランスの乱れが起こり、便秘症状が発生する場合があります。
イソフラボンによる便秘症状を防ぐためには、過剰摂取を避けることが重要です。イソフラボンのエストロゲン様作用は非常に弱いものですが、摂取量が多ければホルモンバランスの乱れが起こりやすくなります。

イソフラボンは大豆製品にも含まれていますが、通常の食事で過剰摂取になることはほぼありません。イソフラボンの過剰摂取は、濃縮物であるサプリメントなどを摂取しすぎた場合に起こります。
イソフラボンサプリを使用する際には、製品に記載された摂取目安量を守ることが大切です。特に飲み始めには体調変化が起こりやすいため、最初は身体の調子をみながら少量ずつ摂取するようにしましょう。

過敏性腸症候群の人は大豆関連製品に注意

大豆製品は食物繊維を豊富に含み、便秘予防に効果的なことで知られています。しかし、体質によっては大豆の摂取が逆効果になり、腸の不調の原因になる場合があります。

・大豆に含まれる糖質が腸の不調の原因になる場合がある
慢性的な便秘や下痢が起こる疾患に、過敏性腸症候群があります。過敏性腸症候群の人が特定の糖質を摂取すると腸の不調が悪化することが、研究で確認されています。
過敏性腸症候群を悪化させる糖質は、ごぼう・アスパラガス・豆類などの食物繊維を多く含む食品や、納豆・ヨーグルトなどの発酵食品に含まれています。これらは腸の健康に役立つ食品として知られていますが、過敏性腸症候群の人が摂取すると逆に腸の不調の原因になります。

こうした食品で腸の不調が起こる場合は、食事制限の必要性を確認するために医師の診察を受けるようにしてください。

・イソフラボンサプリは大豆由来の製品が多い
イソフラボンは大豆に豊富に含まれており、ほとんどのイソフラボンサプリは大豆由来の製品です。そのため、イソフラボンサプリには大豆の糖質が含まれており、過敏性腸症候群の傾向がある人が摂取すると便秘症状の原因になります。