イソフラボンとコラーゲンの相乗効果
イソフラボンと相性の良い健康成分に、コラーゲンがあります。コラーゲンは美肌に効果的なことで知られるタンパク質で、イソフラボンと一緒に摂取すると効果がより一層高まります。また、育毛効果や骨密度の上昇効果などの、美肌効果以外の美容効果や健康効果も得られます。
コラーゲンは美肌効果で有名なタンパク質
コラーゲンはタンパク質の一種で、皮膚・骨・軟骨・血管などに含まれています。
コラーゲンには肌に弾力を与える役割があり、美肌に重要な成分として知られています。
コラーゲンを口から摂取すると、アミノ酸やアミノ酸が複数結合したペプチドの状態に分解され、体内に吸収されます。
コラーゲンペプチドには、コラーゲンやヒアルロン酸を生成する線維芽細胞の働きを活性化する作用があることが、研究で確認されています。ヒアルロン酸は、肌に潤いを与える成分です。
以前はコラーゲンを口から摂取しても体内のコラーゲン量に影響しないと考えられていましたが、現在ではコラーゲン量が増えることが確認されています。
イソフラボンとコラーゲンの併用で高まる効果
イソフラボンとコラーゲンを一緒に摂取すると、両者がもつさまざまな効果が高まります。
その中から、代表的なものをご紹介します。
美肌効果
コラーゲンとイソフラボンには、ともに高い美肌効果があります。
コラーゲンを摂取すると、コラーゲンペプチドの働きによって体内のコラーゲンとヒアルロン酸が増加します。イソフラボンにもコラーゲンとヒアルロン酸の生成を促進する効果があり、両者を一緒に摂取するとその効果がより一層高まります。
イソフラボンとコラーゲンの併用は、弾力と潤いのある肌の形成に役立ちます。
育毛効果
コラーゲンには、毛根を保護する役割もあります。コラーゲンが減少すると毛根の健康状態が悪化して薄毛の原因になることが、研究で確認されています。
イソフラボンにはコラーゲンを増やす効果とともに、髪を丈夫にする女性ホルモンの働きを補助する効果があり、高い育毛効果があります。
イソフラボンとコラーゲンを一緒に摂取すると、育毛効果がより一層高まります。
骨密度の上昇
イソフラボンとコラーゲンの併用は、丈夫な骨の形成にも役立ちます。
コラーゲンは骨の形成に深く関与しています。骨は繊維状のコラーゲンが絡み合った隙間をカルシウムが埋める形で形成されており、コラーゲンが減少すると骨の形成が阻害されます。
イソフラボンにはコラーゲンの生成を促進する効果があるほか、骨を丈夫にする女性ホルモンの働きを補助する効果があります。
イソフラボンとコラーゲンを併用すると、相乗効果によって丈夫な骨の形成が強く促進されます。
関節痛の予防・改善
イソフラボンとコラーゲンの併用は、関節痛の予防・改善にもとても効果的です。
コラーゲンは関節の軟骨の主要な構成成分です。ヒアルロン酸も軟骨や関節液に多く含まれており、関節のスムーズな動きを補助します。
イソフラボンとコラーゲンを一緒に摂取すると、コラーゲンとヒアルロン酸の生成が促進され、関節痛の予防に重要な軟骨の新陳代謝が活発になります。
関節痛を予防・改善するイソフラボンの効果について詳しくはこちら>>
血行促進
コラーゲンを摂取すると、血流が改善されることが研究で確認されています。
イソフラボンにも血流をスムーズにする効果があり、両者を併用すると血行促進効果がより一層高まります。
イソフラボンとコラーゲンの併用は、冷え性・便秘・肩こりなどの血行不良が原因で起こる症状の予防・改善にとても効果的です。
動脈硬化の抑制
動脈硬化は、血管が柔軟性を失って硬くなる症状です。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞・脳梗塞・腎臓疾患などの重大な病気の原因になります。
血管の弾力と柔軟性はコラーゲンによって保たれており、コラーゲンが不足すると動脈硬化が悪化します。
イソフラボンには動脈硬化の予防に役立つ多くの効果があり、コラーゲンと一緒に摂取するとその効果が高まります。
動脈硬化を予防するイソフラボンの効果について詳しくはこちら>>
イソフラボンとコラーゲンを一緒に摂取
以上のように、コラーゲンとイソフラボンはとても相性の良い成分です。
イソフラボンは大豆製品に多く含まれているほか、イソフラボンを配合したサプリメントが数多く販売されています。
コラーゲンはスジ肉や鶏軟骨に多く含まれていますが、継続的に摂取したい場合はサプリメントの利用が便利です。
イソフラボンとコラーゲンの摂取を毎日の習慣にして、健康と美容に役立ててみることをおすすめします。